
社会保険事務所で年金相談を1年弱勤め、現在は労働局の総合労働相談員として労働基準監督署の窓口に出ています。実際に現場の前線に出ることで、本に書かれた年金システムや労働基準法の条文が、日々自分の体に入っていく実感があります。監督署では1日にいくつもの就業規則や三六協定などのチェックもしなければならず、自ずと目も肥えてきます。同様に、労働者が相談に駆け込んで来る会社の雰囲気も想像できるようになりました。書類を整備するだけでは、会社はうまく機能しません。「仏作って魂入れず」にならぬよう、血の通った会社作りをサポートしたいと思っています。
30歳で結婚する迄、高校で教えながら大学院の博士課程で文学研究をし、難解な論文を書く毎日でした。出産、子育てを経て社会復帰しようとしても過去の栄光は役に立ちませんでした。社労士を志したのは文学同様、人間の「生」に直接触れ得る仕事だと直感したからであり、常に人間と正面から向き合いたいと思っています。