銀行融資の手続きを始める前に、必要な条件について見直してみましょう。

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誰でも融資が受けられるわけではない

 

会社運営に必要な融資

営業活動を続ける上で融資は欠かせませんが、望めば誰でも融資を受けられるわけではありません。
融資を受けるためには審査に通る必要があります。

 

審査に通過して融資を受けられる状態にするためには、成功のための「7つの条件」を抑えましょう。

 

銀行融資を受けるために必要な7つの条件

「格付け」の評価が良い

「格付け」とは、銀行が融資の可否を判断するための評価基準です。
評価基準は貸し倒れ(お金が返済されないこと)に対するリスクの高さを基準に設定されています。

 

詳細な内訳は公開されていませんが、各銀行で独自の格付けが行われているのが一般的です。

 

純資産が多い

「純資産」とは、資産を指す専門用語です。
誰かに返済する必要がない部分の資産であるため「自己資本」と呼ばれる場合もあります。
純資産が豊富にあるということは安定した経営ができているという証明であり、返済に対しても相応の能力が認められるため、銀行が融資に積極的になってくれるのです。

 

利益が出ている

利益が出ている状況とは「売上(収益)が費用(支出)を上回っている」という状況です。
利益には、販売などで得られる「営業利益」と、企業がもつ収益力から発生する「経常利益」があり、そのどちらもがプラスに傾いていることが融資の基本条件として設定されています。

 

納得できる事業計画書である

「事業計画書」とは、事業の内容や戦略をまとめた書類です。
書類に記載すべき項目はいくつかありますが、なかでも「借り入れに対する計画」が重要視されています。
この項目で記入した融資の返済プランが不安定だと審査に落ちてしまうかもしれません。

 

資金の使い道が説明できる

資金の使い道は明確にしましょう。
なぜなら、銀行は融資した資金が「裏金」や「賄賂」などの不正利用に使われることを避けたがるからです。
当然といえば当然ではありますが、自身の潔白はわかりやすく証明する必要があります。

 

「滞納」がない

「滞納」をしていないことは、融資を成功させる上で欠かせません。
税金、公共料金、保険料などを納めることは社会人としての義務です。
最低限の支払いすらできていない状態で借り入れは行えません。
仮に滞納をしている場合は、そちらの清算から済ませましょう。

 

代表者が連帯保証人になれる

企業としての返済能力だけでなく、経営者個人の返済能力も重要です。
なぜなら、借り入れに際して経営者が連帯保証人になることが一般的だから。
連帯保証人になれなくても借り入れを行える場合もありますが、その場合は「金利が高くなる」などのデメリットがあるので注意しましょう。

 

銀行に誠実な対応を心がける

信頼関係のイメージ

銀行と経営者は対等な関係にあります。
だからこそ隠しごとはせず、経営者側からも真摯な対応を貫かなければいけません。

 

誠実な態度が貫けているかどうか、不安になったら「7つの条件」を確認してみましょう。
経営者と銀行が良好な関係を築ければ、融資を成功に近づけられるのではないでしょうか。