会社経営に関する会計、労務、豊富は全て必要な水準を確保することが大切です。

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会社経営の基礎知識

会社経営とは簡単にまとめると、ハイリスク・ハイリターンのビジネスです。
何をするにしても法人の経営者という立場になれば有利なこともたくさんありますし、失敗すると相応のリスクを背負います。
経営者は常にリスクと向き合いつつ、勝負どころを見極めて強気な行動を取ることも大切です。

 

しかし会社経営は大きな勝負をすることよりも、まずは基本に忠実な運営をすることが大切です。
まずは経営者の立場になったら最低限の基本をしっかり抑えておきましょう。

 

 

3つのポイント

会社経営の基礎は次の3つの要素があります。

  1. 会計(財務)
  2. 労務
  3. 法務

 

もっとも重要なのは会計です。
会社は売上をあげて利益を出すことが一番の目的です。
目先の売上や利益だけを見てどんぶり勘定による采配をするのではなく決算書やキャッシュフロー計算書などを見るスキルを身につければ売上と利益も変わり、リスク回避もできます。

 

しかし、会社はどれだけ会計上の数字が良くても労務と法務も理解していないとトラブルが起こります。

 

労務とは労働環境のことです。
社長1人で運営する小規模会社は別ですが、従業員を雇う場合は安心して働ける労働環境を用意しないといけません。
たとえパートやアルバイトなどの非正規労働者であっても、労務に問題があり定着率が低ければ会社は安定しませんし、従業員のモチベーションが低いとサービスの質や会社としての馬力が低下して伸び悩みます。

 

法務は労務とも連動していて、労働基準法に基づいた労働環境のことや、取引先、顧客を相手にしたトラブル対処、会社を有利に経営するための様々な法律を網羅して健全な運営をすることを求められます。

 

 

全てに欠点のないことが重要

サービス提供であれば、何か一つ他社には負けない飛びぬけたものがあると強いですが、会社経営に関する会計、労務、豊富は全て必要な水準を確保することが大切です。

 

たとえば、最高の労働環境を用意していても、給料や福利厚生、保障をカバーするだけの売上と利益がなければ会社は存続しません。

 

会計が素晴らしくても、労務や法務がしっかりしていなければどこかで足元を救われます。
特に最近はSNSの普及で中小企業が問題点を叩かれて炎上するケースも増えています。

 

会社経営では、必要なことを全て網羅して従業員や取引先、顧客、部外者に問題点を指摘されない環境作りがもっとも重要です。
ベンチャー企業や経営不振の会社は、運営において何か特別なことをするよりも、一般的な会社に必要なことを全てクリアすることを目標にするとよいでしょう。

 

 

会計が一番重要

セオリーは全てを兼ね備えることが大切ですが、一番重要な項目は会計です。
極論を言えば労務や法務で問題があっても、お金があれば大体のことは対処できますし、炎上しても火消しをできます。

 

しかし会計に問題が出ると、どうすることができない状況に追い込まれます。
資金がショートして銀行からも融資を受けられない状況に追い込まれたり、利益が出た時に適切な申告をせずに後から追徴課税を受けることが会社の倒産理由の上位です。

 

優先順位を付けるとすれば、まずは会計をしっかりした会社にして、利益が出た時は浮かれることなく労務や法務を改善させる取り組みをしましょう。